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【臨床検査科】「医療安全管理学」”血管くん”を用いた採血実習

臨床検査技師の業務の1つに“採血”があります。

医行為の1つである“採血”は、法的に看護師や保健師、臨床検査技師など限られた医療職にしか認められていません。臨床検査技師の場合、医師・歯科医師の指示のもと、肘静脈や四肢の表在静脈から検査を目的とした採血がメインとなります。

当科では1学年後期に「医療安全管理学」の中で採血の目的や実技・標準予防策などを講義しています。実技では班ごとに分かれ“血管くん”とよばれるシミュレーターを患者役の学生に装着して、採血手技はもとより手技毎の患者さんへの声掛けなどを学習しています。

今回は“血管くん”を用いた採血実習の模様をご紹介します。

  • 採血シミュレーター“血管くん” 腕に装着して使用します。

 

  • 駆血帯を上腕に巻き、アルコール消毒後採血針を穿刺します。

気持ちを集中させる瞬間です。

 

 

  • 左手で注射器の内筒を引くことで血液が流入します。

この時、針が血管から抜けないよう注射器をしっかり固定します。

 

  • 必要量採取できたら駆血帯をはずします。

 

  • 穿刺部をアルコール綿で押さえながら抜針します。

5分程度、圧迫止血して採血は終了です。

患者さんにも声掛けも忘れないようにしましょう。