≪鍼灸科≫ 押して、もんで、セルフdeツボ療法(35)
八邪(はちじゃ)EX-UE9 baxie 八関とも言われる
特に人間に発達している手、日頃よく使われている。
手が使えなくては大変不自由である。
手のトラブルも色々あるが、手のしびれや腫れ痛みに効果的なツボを知りたい人も多いことだろう。
緊急事態宣言中に人間同士の距離を取らなければならなくなってはいるが手は大切にしたいものである。
そこで今回のツボは八邪です。
部位は五指の中手骨との間で、左右八穴になります。
ツボの位置や使い方、主治は以下を参考にして下さい。
第1・2指間が大都、大都は頭風、歯痛を治す(合谷が近いところにある)
母指頭と示指ではさむように約7秒間圧迫したり揉んだりする、それを何回か繰り返す。
ここからは拳を握って取りましょう。
第2・3指間が上都、上都は手、腕の発赤腫脹を治す。といわれている。
第3・4指間が中都、第4・5指間が下都、中都や下都は手背の発赤腫脹を治す。といわれている。
その他、手の甲の腫れものや、手指のしびれ、かじかむ などの時に、
手を軽く握り掌側骨幹に向けて母指頭で押したり、爪楊枝で軽く押さえたりする。
「医経小学」には八邪8穴は手の十指にあり、中手骨間は麻痺を治す。とある。
母指頭や反対側の手の2~4指の指先で押したり揉んだりしてみて下さい。
爪が伸びていると危険ですから、爪を切って清潔な手で行いましょう。これならコロナ禍でも自分一人でできますよね。
ではこのあたりで失礼いたします。