≪鍼灸科≫ 押して、もんで、セルフdeツボ療法(5)
天柱 今日の経穴は「天柱」です。
この経穴名の由来は
「天」は頭を指し、「柱」は頭を支える柱である。本穴は項部にあって柱のように隆起している筋肉の起始部にあるので、天柱と命名された。
と、記されています。
経穴の場所は後頸部、髪の生え際で、頸の筋肉の外側にあります。まさに、頭を支えてくれている大切な柱にあるツボなのです。
この経穴は肩こり、目の疲れ、頭痛、不眠など、たくさんの症状に効果を発揮します。鍼灸治療では良く使われるツボなのですが、自分でほぐせる部位でもあります。
両手を組んで後頭部にあて、左右の親指で頭の中心部に向けて、押してみて下さい。とても心地良いですよね。あまり、グリグリ刺激するのではなく、気持ちいい所で止めておく、心地良さを味わう、のが、セルフトリートメントのポイントです。
季節の変わり目、また、学校や職場の再始動で疲れがたまるこの時期に、活躍してくれるツボです。