≪鍼灸科≫ 押して、もんで、セルフdeツボ療法(3)
合谷 内関 「頭痛」や「めまい」にいいツボ👍
5月も終わりに近づき、25度を超える夏日も多くなってきましたね。
服装も薄着になり、昼間では半袖で過ごしておりますが、
朝・夕はひんやりとしていて、寒暖差で体調を崩さないよう注意が必要です。
春は日々の気温や気圧の変動が大きい時期です。
その変化に対応するため自律神経が過度に働くと、身体の不調を感じやすくなります。
自律神経は交感神経と副交感神経からなり、普段からバランスを保って機能しています。
しかし、交感神経が過度に興奮した状態が続くと、血圧上昇や心拍数の増加と共に頭痛やめまいなどの症状が現れます。
さて今回のセルフツボマッサージは「頭痛」や「めまい」に効果的なツボを紹介いたします。
「合谷(ごうこく)」と「内関(ないかん)」というツボです。
「合谷」は親指と人差し指の交差部で、手の甲側にあります。このツボに、親指で骨際に向かって押してみましょう。強さは痛気持ちいい程度で、ゆっくり押してください。
「内関」は手首から指幅3本分上で、手の平側にあります。このツボに、親指で円を描くようにマッサージをしてみましょう。こちらはゆっくり大きく円を描くように意識してマッサージしてみてください。
「合谷」や「内関」は仕事の合間や休憩時間などで2~3分ほどツボマッサージしてみてください。
何度もやっているうちに、痛みの感じ方や、押さえたときの感触が変わってくることがわかります。継続して行ってみてください。
なお、お風呂で湯船につかりながらツボマッサージを行うのも効果的です。