≪鍼灸科≫ 押して、もんで、セルフdeツボ療法(32)
ぎっくり腰 「三焦兪」・「大腸兪」
先日、腰痛予防の資料を整理していた時に、目の覚める出来事がありました。
朝、職場で、資料を鞄に入れて、立ち上がろうとしたまさにその時・・・
腰に一瞬力が抜けるような・・・
いやーな痛みが・・・
体を起こすのにも支障が・・・
これが、いわゆる”ぎっくり腰”?
この後、授業があるのに・・・どうしましょう💦
幸いなことに、同僚の先生がコルセットを持っていたので、お借りして授業を終えることが出来ました。
そこで、今日は、腰痛に効果があるツボをご紹介します。
「三焦兪」・「大腸兪」(図参照)
三焦兪は、一番下の肋骨の下縁の高さで棘突起から2㎝ほど外方に位置します。
大腸兪は、ベルトの高さ(骨盤の上縁)で、こちらも棘突起から2㎝ほど外方に取ります。
腰に痛みが出る場所としては、大腸兪が多く、私の腰痛もこの場所にありました。
腰部の筋肉がかなり張っていて三焦兪には圧痛もありました。
腰痛の時は、コルセットを巻くのですが、コルセットには背骨と並行に走る2本の支柱があり、これで支えるような構造となっております。ちょうどこの2本の支柱が大腸兪の位置をとおり、コルセットによる適度な圧迫が加わることで、痛みが和らぎ、安心して立っていられました。
また、仕事の合間に自分でマッサージをしていたのですが、腰から骨盤部分をコルセットで固定しておりましたので、三焦兪の付近を自分の親指や握り拳を当てて痛くない範囲で押さえておりました。
おかげさまで、突然起きた魔女の一撃(ぎっくり腰)は、次の日には嘘のように落ち着きました。
最近、運動してなかったからかな~
皆さんも”ぎっくり腰”には気をつけてくださいね。